ゆきのおと

君の暇つぶしにでもなればいいな

ひとりごと

 

雰囲気も豪華な食事もいらないから

近所のスーパーでふたり手を繋いで

明日のカレーの食材を選ぶような

 

テレビも音楽も必要ないから

ベッドでごろごろしながら

小さい頃の話とかに相槌うちような

 

少しのご飯と、小さな灯りがあれば

それで全て事足りてしまうような

 

大袈裟に言うと

君がいなかったらそれら全てが

何の価値も持たないような

 

どこかで聞いたような名言も

ロックスターの哲学も

自己啓発みたいな綺麗事も

何の意味も持たないような

 

君にも同じであってほしい

 

だけどその寝顔を眺めてると

ずっとそのままでいて欲しいと思うから

そうじゃないような気もするし

難しいね

 

せめてこの時間が少しでも長く

続いてくれることを願います